
研修会|サッカーにおける傷害情報の収集・分析・活用
サッカーにおける傷害情報の収集・分析・活用
【背景】これまでスポーツにおける傷害調査の研究は数多くなされてきましたが、調査基準の統一性の欠如、傷害の定義、発生率算出方法、部位分類などが研究ごとに異なり、データの比較統合が困難であるということが課題となっていました。
国際オリンピック委員会や,Oslo Sports Trauma Research Center(ノルウェー)、National Collegiate Athletic Association Sport Science Institute(アメリカ)、国際サッカー連盟(FIFA)などの機関では、それぞれが傷害調査のガイドラインによって傷害の定義や調査の手法が明文化され統一した定義を用いて調査されています。
一方、我が国においては2020年に「スポーツ外傷・障害および疾病調査に関する提言書:日本臨床スポーツ医学会・日本アスレティックトレーニング学会共同声明」が有識者によって公開されようやくコンセンサスが得られつつあります。
【講師より】
『チームのスポーツ傷害を予防したい…でもどうやって?』と思い悩んだ経験のある方は多いのではないでしょうか。 北米や欧州のスポーツ先進国では、スポーツ傷害を予防するためのフレームワークが提唱されており、まず傷害発生の実態把握(傷害調査)が必要とされています。 本研修会では、国際サッカー連盟が提唱している傷害調査方法に関する合同声明を紹介し、傷害データの解釈の仕方や、私がサポートしているチームにおけるスポーツ傷害予防に繋げる取り組みについてお話し出来ればと思います。
講師|平松勇輝 氏/日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、修士(工学)
日時|2025年8月22日(金)16時から18時
場所|M’s Conditioning Complex 2F(大阪府豊中市岡町北1-2-6)アクセス
形式|オンサイト
対象|弊社スタッフ等(弊社スタッフのご紹介者は無料で参加いただけます)
講師プロフィール
ひらまつ・ゆうき
大阪電気通信大学大学院医療福祉工学研究科修了。医療法人天野整形外科(2018〜現在) 、阪南大学サッカー部(2009~現在)、 ビーチサッカーチームAvante大阪(2012~現在) 、堺西高校サッカー部(2012〜2019) 、大阪リゾート&スポーツ専門学校非常勤講師(2013~現在)、 Erba Football Club(2012~2015) ラグビー日本代表国内合宿リカバリーセラピスト(2012〜2014,2018,2019) 、大阪府サッカー協会スポーツ医学委員会 トレーナー部会(2015〜現在)。